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お知らせ・コラム

デジタル終活していますか?

まず理解しておいていただきたい!

【質問1】

デジタル遺産・デジタル遺品があるという事をご存じでしょうか??

【答え】

デジタル遺産というのは、お金に関係したことをさしています。
デジタル遺品は、思い出に関係しているもの、とざっくりと捉えておきましょう。
【質問2】

アカウントを説明できますか??

【答え】

ユーザーがコンピュータ(ハード機器)やインターネット上のサイトに「ログイン」するための権利のことを言います。ログインする為に必要な、●メールアドレス ●ID ●パスワードなどを入力しなければなりません。両方揃っている事で「ログイン」できる条件を満たした、ということになります。

これらの豆知識を有した上で【デジタル終活】に取り組んでいきましょう。

総務省の調べによると、2020年の個人のインターネットの利用率は83.4%ととても多くの方が利用しています。

そして年齢別では70歳以上の方で約半数ほどがインターネットを利用しておりますが、20歳以上59歳未満の方になると90%を超えています。幅広い年齢の方がインターネットを利用している事が分かります。

老若男女問わずスマホは「私たちの生活や、暮らしに欠かせない存在」となっているのです。
20歳以上の男女を対象にした「終活」に関する調査を行なった結果が以下の通りです。
1位・・・・所持品の整理
2位・・・・エンディングノートの準備
3位・・・・終活
お墓や相続手続きを差し置いて「終活」に興味のあるという結果になりました。それほど多くの社会人の関心ごとということなんでしょう。
「終活」という名称が付いていますが、高齢者だけの話では無くどの世代の方も準備しておく方が良いと思います。【デジタル終活】はスマホを利用する人はみなさんに関係していると言って過言ではありません。

皆が持っている日常に欠かせないスマホ

大半の方は出掛ける時に「スマホ」を置いていこう、という選択肢はまずありえないと思います。
電車に乗る前に「のりかえ案内」のアプリで検索、駅に着いたら「自動改札機」にスマホをかざして乗車、友人と待ち合わせには「LINE」などのアプリで連絡を取ります。
レストランの場所を「地図アプリ」で調べて向かい、食事をしたら「電子マネー」で決済し、友人との楽しい時間やお料理を撮影してSNSに投稿する…。
空いた時間があれば「読書」や「ソシャゲ」で暇つぶし。毎日のお買い物をよりお得にする為の「ポイントアプリ」などなど日常とスマホは切り離せない関係になっていますね。

スマホを管理するという感覚が大切です

私達はスマホを1日も手放せなくなっている…。
出かける時にスマホを忘れただけでも、大変面倒なことになりますし不安にもなります。これが『1週間・1ヶ月以上』…だったら??考えられません。
生活に密着した、ましてやお金に関することも扱うスマホをまずは『自身がしっかり管理する』ことは重要性が高いと考える必要があります。
そうする事で将来的に「デジタル終活」に繋がっていきます。「もしも自身に何かあった時に困らないようにするため」・・・それは「大切な家族のため」にもなります。
冒頭にお話していた通り、夫婦でも家族でもログイン情報がなければ、スマホ・コンピューター・サイトを開くことはできません。それは各管理会社に頼んでも不可能です。
特に今のスマホは、指紋・虹彩・顔などの「生体認証」と「高度な暗号化」に守られており、適切に設定してあれば、ログインアカウントを知らない第三者がアクセスすることは不可能です。
「万が一」のことまで考えなくても、いつ起こるか分からないもしもの為にスマホの整理を少しでも進めてみましょう。

「スマホ」の中身(アプリ)を管理してみましょう

まず、ご自身の「スマホ」の中にはどんなアプリが入っていますか?おおまかに11個の項目に分けてみました。

①金融系
●銀行・株・年金・投資信託・暗号資産・FX・電子マネーなど
②通信プロバイダー系
●au・SoftBank・docomo・ワイモバイルなど
③検索サービス系
●Google・yahoo!など
④SNS系
●Facebook・LINE・Instagram・X(旧Twitter)・TikTokなど
⑤ショッピングサイト系
●楽天・Amazon・メルカリ・Yahoo!・ラクマ・パルシステムなど
⑥エンタテインメント系
●ゲーム:パズドラなど、動画:Amazonプライム・YouTube・Netflix・GYAO!など
●音楽:Spotify、iTunes・Amazon・AWAなど
●雑誌:読み放題プレミアム、Kindleなど
⑦ショップ系
●ヨドバシカメラ・ZOZOTOWN・航空系マイレージなど
⑧クラウドのストレージ
●Apple・Evernote・GoogleDrive・boxなど
⑨会員制オンラインサービス系
●クックパッド・食べログ・radiko・amebaTV・個人のオンラインサロンなど
⑩電子メール
⑪写真や画像・音楽のデータ・文章・日記・メモ・各種資料など

思い切って断捨離をしてみる

「スマホ」の中に入れた「アプリ」や「データ」を列挙してみましょう。
手書きでも、Excelなどに入力するか一覧できるようにしておきましょう。
●アプリ名・・・・・アカウント名・ログイン情報・メールアドレスやIDとパスワードなどを書き記していきましょう。
それはお金に関わる事なのか?家族に伝えておくべきか?などを整理し、備考欄にアカウントを設定した日や詳細のメモをしておくと後日自身が確認しても分かりやすいと思います。
一覧表にしてみるとスマホ内の全体が見えてきます。本当に必要か?別に無くても困らないアプリか?などが分かれば使っていないアプリは削除してみましょう。
※削除したアプリ内データも一緒に削除されるのが一般的なので削除する時は注意が必要です。

少し補足・・・

「デジタル遺産」(デジタルの財産)つまりお金が絡むアプリは重要なカテゴリーしておきましょう。
有料制のアプリと契約していたら、月々の支払いを止める必要があります。
ネット証券・FX・株・投資信託・暗号資産など本人以外は把握していない遺産があれば、額によって後々追徴課税される可能性もあるということになりかねません。
自分しか知らない…へそくり的な契約もちゃんと、分かるようにしておいて、家族や大切な人に伝えておきましょう。
毎月どんな項目が引き落としされているのかをチェックすれば、その重要度は高いと言えます。

いつもどうやってログインていましたか?

アカウント情報があれば、基本的には大切な人に情報を「継承」する事が可能となりますね。
大切なことは、ご自身が「どのデバイスでどのようにログインしていたか」など、ログインする為の情報をこと細かく記載しておくと、遺された家族はより安心できます。
特に重要なカテゴリーは、ログインまでの手順、ログインしてどんなところを見ているか?どういう作業をしていたか、などを流れに沿ってマニュアルを作成しておくとより良いでしょう、自身の目を残しておくという事です。
スマホ・パソコン・インターネットに強い人ばかりではありません。
誰が見ても分かるように親切丁寧に記載することがポイントになります。

作成した一覧やマニュアルをどこに保管しましょうか?

【エンディングノート】でも同じ事がいえるのですが、作成した一覧やマニュアルをどこにしまっておけばいいのだろう?と悩みます。
【デジタル終活のアカウント(アプリ)一覧】は【エンディングノート】のデジタル系ページに貼っておきましょう。貸金庫を利用するのもいいですね。
自宅の金庫や大切なものを直してある引き出しなどに保管している事を家族で共有しておくことが大切ですね。
ひとり暮らしの方は、いざという時に頼れる方に「このような情報をまとめてある」ときちんと伝えておきましょう。パソコンや以前使っていたスマホにデータ保存もありだと思います。保存してある場所、データを見る手順まで詳細を記入しておきましょう。
クラウドなどにデータを保存する場合は、サービスが終了する事や変更されたりする事、なくなったりすることも想定して、安全策を取っておきましょう。
この「アカウント一覧」を作成してから、ログインがとてもスムーズになる事は間違いありません。

まとめ

今回は【デジタル終活】のスマホのアカウント(アプリ)に特化した内容でお伝えしました。
きちんと手続きしておかないと気付けばサブスクリプションやショッピングサイトから毎月引き落とされている、などはよくあるお話。
ご自身が把握することが何より重要で把握した大切な情報は「忘れないように」しっかり情報として記録しておきましょう!というのが「デジタル終活」だと考えます。
大切なご家族・自分の為に少しずつ「デジタル終活」を進めてみませんか??


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