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お知らせ・コラム

六曜でお葬式を避けるべき日はあるの?

~「友引に葬儀はダメ」って本当?六曜と現代のお葬式事情~

「仏滅は縁起が悪いから避けたい」「友引に葬式をすると、誰かを道連れにするって聞いたことがある」——そんな話、親戚やご近所との会話で耳にしたことはありませんか?

六曜(ろくよう)は、カレンダーに小さく書かれている「大安」「仏滅」「友引」などの暦注のこと。結婚式や引っ越しの日取りを決めるときに気にする方も多いですが、実はお葬式の日程にも影響を与えているんです。

でも、六曜って本当に気にするべきものなのでしょうか?今回は、六曜の意味や由来、そして現代のお葬式との関係について、やさしく解説していきます。

■ 六曜ってそもそも何?

六曜は、もともと中国の暦法に由来する考え方で、日本には鎌倉時代〜江戸時代にかけて伝わったとされています。
現在の六曜は以下の6つで構成されています:

・大安(たいあん):「大いに安し」すべてにおいて吉。結婚式などに人気。


・仏滅(ぶつめつ):「仏も滅するほどの凶日」縁起が悪いとされる日。


・友引(ともびき):「友を引く」勝負なしの日。葬儀を避ける風習あり。


・先勝(せんしょう):午前が吉、午後が凶。急ぐことは吉。


・先負(せんぶ):午前が凶、午後が吉。静かに過ごすのが吉。

・赤口(しゃっこう):正午前後のみ吉。他は凶。火や刃物に注意。

■ 「友引に葬儀はダメ」って本当?

「友引に葬儀をすると、亡くなった人が友を道連れにする」——この言い伝えは、特に年配の方の間で根強く残っています。

しかし、実はこの考え方には宗教的な根拠はありません。仏教や神道など、主要な宗教では六曜を教義として扱っていないため、あくまで民間信仰や迷信の一種とされています。

とはいえ、地域によっては「友引の日は葬儀を避けるべき」という風習が強く残っており、実際に火葬場や葬儀場が友引に休業するケースもあるのです。

■ 実際の葬儀現場ではどうしてるの?

現代の葬儀では、六曜を気にするかどうかはご遺族の考え方や地域性によって大きく異なります。

・都市部では「日程の都合が優先」「六曜は気にしない」というケースが増加傾向
・地方では「友引は避ける」「仏滅は縁起が悪い」といった風習が根強く残ることも
・火葬場が友引に休業している地域では、通夜のみを行い、翌日に火葬を行うなどの対応が一般的

最近では「家族葬」や「一日葬」など、形式にとらわれない葬儀スタイルが増えており、六曜よりも家族の気持ちや都合を優先する傾向が強まっています。

■ 六曜を気にする?気にしない?判断のポイント

六曜を気にするかどうかは、正解があるわけではありません。大切なのは、亡くなった方を悼む気持ちと、ご遺族の納得感です。

判断のポイントとしては:
・ご家族や親族の中に「友引は避けたい」という方がいるかどうか
・火葬場や葬儀場の営業状況(友引休業の有無)
・宗教的な儀式やスケジュールとの兼ね合い
・遠方からの参列者の都合

などを総合的に考えて決めるのが良いでしょう。

■ まとめ:六曜は“参考程度”でOK

六曜は、あくまで暦の一つの見方であり、絶対的なルールではありません。
「友引だからダメ」「仏滅だから不幸になる」といった考え方は、現代では少しずつ見直されつつあります。

それよりも大切なのは、亡くなった方への感謝と敬意を込めて、心を込めて送り出すこと。
日取りよりも、気持ちと準備が整っているかどうかが何より大事です。

🕊️ おまけ:ちょっとした豆知識

・友引の日でも「通夜」は行うことが多く、翌日に火葬を行うケースが一般的
・六曜よりも「仏教の忌日」や「宗教儀式の流れ」を重視する家庭もある
・最近では「終活」の一環として、六曜を気にしない方針を事前に伝える人も増えている


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