24時間365日対応いつでもお電話ください

0120-050-193

お知らせ・コラム

「逝去」と「死去」ってどう違うの?

〜言葉選びに迷わないためのやさしいマナー解説〜

訃報を受け取ったときや、お悔やみの言葉を伝える場面で、「逝去」と「死去」という言葉を目にすることがあります。どちらも「亡くなった」という意味ですが、実は使い方に違いがあるんです。

「どちらを使えば失礼にならないのかな?」と不安になる方も多いと思います。この記事では、そんな言葉の使い分けについて、やさしく丁寧にご説明します。葬儀の場や弔電を書くときなど、いざという時に安心して言葉を選べるようになりましょう。

❖ 「逝去」と「死去」の違いって?

・逝去(せいきょ)は、亡くなった方に対して敬意を込めて使う言葉です。
たとえば、会社の訃報連絡で「弊社〇〇が逝去いたしました」と書いたり、友人のお父様に対して「お父様がご逝去されたと伺い…」といった使い方をします。

ポイントは、「他人の死」に使うということ。
自分の家族については、「逝去しました」ではなく「亡くなりました」と言うのが自然です。敬語を使いすぎると、かえって距離を感じさせてしまうこともあるからです。

・死去(しきょ)は、事実を淡々と伝えるときに使う言葉です。
ニュースや公的な発表などでよく見かけます。
「〇〇さんが死去しました」「△△氏が先月死去していたことがわかりました」など、客観的な表現として使われます。

日常会話ではあまり使わず、文章や報道向きの言葉です。

❖ 葬儀の場での言葉遣い、どうすればいい?

・ご遺族に声をかけるときは、「逝去」「死去」といった言葉は使わず、
「この度はご愁傷様です」「お父様のこと、心よりお悔やみ申し上げます」など、やさしく気持ちを伝える言葉を選びましょう。

・弔電や手紙を書くときは、「ご逝去」「ご永眠」などの丁寧な表現が適しています。
たとえば、「お母様のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます」といった文面が一般的です。

・避けたい言葉もあります。
「重ね重ね」「ますます」など、不幸が続くことを連想させる言葉は避けましょう。
また、「頑張って」などの励ましも、状況によっては負担になることがあります。

・宗教に配慮した表現も大切です。
仏教では「ご冥福をお祈りします」、キリスト教では「安らかな眠りにつかれますように」など、宗教ごとに好まれる言い回しがあります。
迷ったときは「心よりお悔やみ申し上げます」がどんな場面でも使える安心な表現です。

❖ まとめ:言葉に気持ちを込めて

「逝去」と「死去」の違いを知っておくと、いざという時に落ち着いて言葉を選ぶことができます。
大切なのは、形式よりも気持ち。
ご遺族や故人への思いやりが伝わるよう、やさしく丁寧な言葉を心がけましょう。

奈良県平群町の株式会社ひかりでは、弔電の文面や訃報の書き方など、言葉選びに不安がある方のご相談も承っています。
「こんな時、どう言えばいいのかな…」と迷ったら、どうぞお気軽にご相談ください。
言葉に込めた真心が、きちんと届くようにお手伝いさせていただきます。


ページの
先頭へ